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保険も金融も悪ではない—独立系FPが胸に刻む「Learn Insurance, Finance and Ethics」の真意

執筆者の写真: 栗原 正明(CFP)
栗原 正明(CFP)
18 時間前
読了時間: 3分

「保険は無駄だからすべて解約しなさい」

「金融商品は手数料が高いから敵である」

近年、いわゆる“独立系FP”と呼ばれる業界の一部で、こうした極論を耳にすることが増えました。「商品を売らないこと=正義」「金融機関を叩くこと=中立」という構図を作り出し、顧客の味方であるポーズを取る。悲しいかな、それが手軽なポジショントークやセールストークとして横行しているのが、現在のFP業界のリアルです。

しかし、私は一貫して言い続けています。

「保険も、金融も、決して悪ではない」と。

「悪と言いたいなら、まず保険と金融をしっかりと学びなさい。それから言いなさい」と。

「悪」と叩く手法の浅薄さ

包丁という道具そのものに罪はありません。使い手が料理を作るのか、人を傷つけるのかだけの話です。

保険や金融商品も全く同じです。顧客のライフプランや資産状況を無視して売りつけられた商品は毒になりますが、構造を熟知したプロが正しく仕立てた商品は、顧客とその家族の人生を危機から救う「最強の防具」になります。

それにもかかわらず、仕組みの深層を理解しようともせず「保険=悪」と一括りにするのは、自身の勉強不足を棚に上げた「無知の証明」に過ぎません。商品を叩くことで顧客の安心を買おうとするアプローチは、プロとしてあまりに稚拙でもってのほかです。

学び(Insurance & Finance)があるからこそできる、真の執刀

仕組みを学び尽くしているからこそ、どこが無駄で、どこが絶対に必要なのかを正確に見極めることができます。

  • 顧客の資産形成を阻む「無駄な変額保険や過剰な医療保険」はバッサリと削ぎ落とす。

  • 一方で、万が一の際に必要最低限の生活費を遺族へ確実に届ける「月数千円の掛け捨て収入保障保険」は、最後の砦として残す。

「すべてを否定する」のは誰にでもできる簡単な作業です。しかし、「何が有害で、何が真の守りになるか」を見極め、最少のコストで最大の安心を構築することこそが、プロフェッショナルに求められる「技術」なのです。

独立性の本質は「無商品」ではなく「Ethics(倫理)」にある

私が掲げる「きちこがLIFE」の「LIFE」には、特別な意味を込めています。

Learn Insurance, Finance and Ethics

(保険を学び、金融を学び、そして倫理を学ぶ)

顧客が本当に求めているのは、「ただ商品を買わせないFP」ではありません。「自分自身の人生と真剣に向き合い、高い倫理観を持って最適解を導き出してくれる伴走者」です。

独立系FPの価値とは、単に「商品を売らないこと」という手段の話ではありません。保険(Insurance)と金融(Finance)の知識を愚直に磨き続けた上で、その知識を誰のために、どう使うかという「Ethics(倫理)」を胸に刻んでいるかどうか。

この倫理観(Ethics)を欠いた中立など、ただの空論に過ぎません。 保険も金融も悪ではない|真の独立系FPが胸に刻む「LIFE」の真意

おわりに

時代が変わり、どれだけAIやネット上に情報があふれようとも、知識の裏側にある「倫理観」だけは代替できません。

商品を安易に悪と決めつけず、正しく学び、正しく疑い、高い倫理を持って顧客の人生(LIFE)を守り抜く。それこそが、私たちが目指し続ける「真の独立系FP」の姿です。

 
 
 

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