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【マイホームと税金】新築戸建て・中古マンションの固定資産税はどう決まる?「評価額」の仕組みと軽減特例をFPが分かりやすく解説

  • 執筆者の写真: 栗原 正明(CFP)
    栗原 正明(CFP)
  • 12 分前
  • 読了時間: 3分

マイホーム(新築戸建て・中古マンション)を購入すると、毎年必ず発生するのが「固定資産税・都市計画税」です。

住宅ローンの返済計画を立てる際、「固定資産税は毎年どれくらいかかるのか?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

ネットで調べると「路線価の80%」「建築費用の60%」といった様々な数字が出てきて混乱しがちですが、実生活における「税金の決まり方」の構造は、実はたったの3ステップで整理できます。

今回は固定資産税の計算の仕組みと、知っておくべき「軽減特例」について分かりやすく解説します。

1. 「物件の購入価格」と「固定資産税評価額」は全く別物!

まず押さえておきたいのが、固定資産税は「あなたが家を買った価格(売買価格)」に対してかかるわけではない、という点です。

税金の計算基準となるのは、市区町村(東京23区は東京都)が個別に見積もった「固定資産税評価額」です。この評価額は、大まかに以下のような目安で決まります。

  • 土地(宅地): 公示価格(国が示す地価の基準)の約70%が目安 (※相続税で使う「路線価」が公示価格の約80%なので、固定資産税の土地評価はそれより少し低くなります)

  • 建物(新築): 実際の建築費用の約50%〜60%が目安 (※「今まったく同じ建物を建て直したらイクラになるか」という再建築価格をベースに計算されます)

つまり、「販売価格よりもかなり低い金額(評価額)」をベースに税金が計算されるのが最初のポイントです。

2. 税金が一気に跳ね下がる「2つの強力な軽減措置」

評価額が出たら、基本の税率である「1.4%(都市計画税がある地域は+0.3%)」を掛けますが、ここで住宅には非常に強力な「軽減特例」が適用されます。

① 土地の特例:「住宅用地の特例」

住むための家が建っている土地は、税負担が激減します。

  • 小規模住宅用地(200㎡=約60坪までの部分): 土地の評価額を「6分の1」にして計算

  • 一般住宅用地(200㎡を超える部分): 土地の評価額を「3分の1」にして計算

この「1/6ルール」のおかげで、土地にかかる固定資産税は実質的にかなり低く抑えられています。

② 建物の特例:「新築住宅の軽減措置」

新築の住宅(戸建て・マンション)を購入した場合、建物の税金が一定期間軽くなります。

  • 軽減内容: 120㎡までの建物部分にかかる固定資産税が「半額(1/2)」

  • 軽減期間: 一般的な新築戸建ては3年間/新築マンションや長期優良住宅は5年〜7年間

3. 戸建てとマンションで「税金の減り方」が違う理由

固定資産税は、3年に一度「評価替え(価値の再評価)」が行われます。ここで「戸建て」と「マンション」の性格の違いが現れます。

  • 戸建て(土地の比率が高い): 建物は年数が経つと急速に評価額が下がるため、木造戸建てなどは10〜15年ほどで建物の税金が大きく下がります。土地は「1/6特例」が強く効いているため、全体として税負担が減りやすい傾向にあります。

  • マンション(建物の比率が高い): 鉄骨鉄筋コンクリート(RC造)などのマンションは頑丈なため、価値(評価額)が下がるスピードが緩やかです。そのため、新築時の「建物半額特例(5年〜7年)」が切れたタイミングで、「築6年目(または8年目)から急に税金が高くなった!」と感じやすくなります。

4. ライフプラン・住宅ローン計画でのアドバイス

住宅ローンを組む際は、毎月の返済額だけでなく、この「固定資産税(年間10万〜20万円前後)」を月割りにして住居費予算に組み込んでおくことが不可欠です。 特に新築で購入される方は、「当初数年間は軽減特例で安くなっているだけ」という点を見落としがちです。特例が切れた後の税額アップも見据えてキャッシュフロー表を作っておくことが、将来の家計破綻を防ぐ鍵となります。

FPオフィス ジェイワンでは、購入後の固定資産税や維持費、将来のリフォーム費用まで見据えた「失敗しない住宅購入・ライフプランシミュレーション」を提供しています。マイホーム購入でお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。


 
 
 

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