top of page
検索

厚生年金がなくても大丈夫。

更新日:2022年6月25日

アーティストやミュージシャン等、個人事業主に当たる方々の

心配事項の一つに「年金」の問題があります。

私が昔バンドマンだった頃は、年金の事など教えてくれる人も

学校の授業もなく全く無知だったのですが、

今では会社員には厚生年金があり、将来もらえる年金が

個人事業主より多いと知っている方も少なくは無いと思います。


確かに会社員は厚生年金に強制加入となりますので、

毎月の給料から健康保険と合わせて社会保険料が徴収されます。

なお保険料は会社に半分の負担義務があるので、

社員からの徴収は半額となります。


ただ一つ大切なのは、皆さんの20歳から加入義務になっている

国民年金は、会社員が毎月徴収されている保険料に含まれています。

現在国民年金を40年間(480ヶ月)全て納付して、

将来支給される年額が約78万円になります。

それに加えて会社員は厚生年金が加わるのですが、

実際にどのぐらい加わるかというと、

生涯給与平均30万円の人が、国民年金同様40年保険料を支払うと、

国民年金と同額ぐらいの78万円ほどが支給されます。

合計156万円なので、毎月もらえる年金額は13万円になります。


個人事業主がこの78万円の差を、どう埋めるかになりますが、

まずお勧めはiDeCo(イデコ)になります。

個人型確定拠出年金になるのですが、難しいことはさておいて

iDeCoに毎月4万円ほど30年間積み立てることができれば、

将来78万円(25年間)ほどの年金追加相当額を作ることができます。

確かに毎月4万円は大変ですが・・・・・。


iDeCoの良い点は毎年の納付額全額を、確定申告時に

総収入から控除することができます。

生命保険などはいくら払っても限度額5万円等しか

控除できないのですが、iDeCoは満額です。

iDeCoに年間48万円積み立てる事により、

源泉徴収から48,000円還付される事になります。

さらに翌年以降の住民税の課税評価額も下がるので、

住民税の節税に大きく貢献します。


ちなみにiDeCoは会社員も年金の積み上げとして

入ることはできます。ただ会社員は毎月23,000円

(年間276,000円)が限度額ですが、

個人事業主は毎月68,000円(年間816,000円)まで

積み上げることができます。


国民年金だけの支給に大きく不安を感じている方は

まずは現在無理の無い金額からiDeCoに加入して、

その後余裕があれば増額(可能です)していくのが

ベストだと思います。


詳細を知りたい方は、ぜひ私までご相談下さい!












 
 
 

最新記事

すべて表示
LIFEへのこだわり New !!

FPの仕事といえば、やはりライフプランニング表の作成でしょう。 顧客からヒアリングを重ね、色々試行錯誤し、出来上がったものは中々の存在感があります。何よりBEFORE→AFTERで大きな改善を視覚的にも提案できるのは、顧客に安心感を与えるのに最適です。...

 
 
 
103万円の壁問題への私見 

今更ですが、壁問題。やっぱり質問は多いんです。 私も壁(制限)など気にせずに、社会で力を発揮出来る方達には、どんどん働いて所得をあげてほしいと思っています。 ただ、もともと正社員でバリバリ働いてる方達もいる反面、子育てしながらギリギリの時間を工面してパート代をもらっている方...

 
 
 
消費税と源泉所得税に関して 

インボイス制度が取り入れられてから、個人事業主の方々や法人の経理担当者も、ややこしい(わかりづらい)事が多く出てきている様です。 私の方にもブログを見て質問されてきた方がいらっしゃったので、改めて簡潔にまとめてみたいと思います。...

 
 
 

Comments


Commenting on this post isn't available anymore. Contact the site owner for more info.
bottom of page